製作協とは?

ごあいさつ 水谷内助義(顧問)

 1961年8月26 日、日本の演劇界で初めて芝居創りの現場で製作業務にかかわっている人達が協会を作った。「日本新劇経営製作者協会」である。3人の主唱者荻原茂(新人 会)笠原昌(ぶどうの会)阿部義弘(文化座)と5人の発起人岸野昭嗣(東京芸術座)柳沢信邦(新制作座)片谷大陸(民藝)倉林誠一郎(俳優座)
龍岡晋(文学座)、36人の会員(準会員もあった)で設立総会が行われた、と記録にある。すでに四十数年の出来事である。
 さて、私達「日本新劇製作者協会」は、200人近くの会員を擁する集団として今、何をなすべきか。会員の顔ぶれも随分ひろがった。
 しかし、演劇公演がいったい一日どれほどの数が行われているかはとても把握することが出来ない。と同様に演劇製作者の数もまったくわからない。だからこ そ私達の会が強く自己主張し、その存在をアピールする必要がある。200人などという協会ではどうにもならない。
 若い優秀な製作者よ来たれ!一緒に膝つき合わせて演劇を語り、新しい製作者の仕事、在り方を追求して行かなければならないのだから。

主な活動

 年2回の懇親会 1月と8月、懇親会だけでなく講演会・研究会を伴った研鑽の場として開催。近年は講習会等を単独で開催し、技能向上に努めている。
 機関誌の発行 製作者間の情報交換や親睦の場にとどまらず、演劇界全体の底上げを視野に入れた機関誌「円卓」を年3、4回発行。
 協会賞の贈呈 製作者の立場・視点から、演劇界に貢献寄与された個人または団体に対しての顕彰を行い、正賞及び副賞を贈呈。
 その他 協会内の各部会による企画。例えば国際部による海外研修など、フレキシブルな活動で「製作協」の活動を活発化。(93年アメリカーカナダ、00年イギリスーアイルランド等)

理事名簿及び各部会構成委員

会長 横川功
事務局長 白川浩司
事務局 大南孝史
国際部 森正敏(青年座)、太田昭(東京演劇アンサンブル)
研究部 福島明夫(青年劇場)、横川功(東演)、中山博実(文化座)
機関誌部 桐戸英二(演劇集団円)、白田聡(文学座)、宮澤一彦(俳優座劇場)、稲谷善太(民藝)、平野真弓(銅鑼)、梶原優(文学座)、渡辺裕美(加藤健一事務所)
財政部 水谷内助義(青年座)、大南孝史(事務局)
レジャー部 白川浩司(民藝)、小川浩(NLT)
会計監査 高本佳英(民藝)、豊田美智恵(前進座)
顧問 水谷内助義

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